24歳で休職→未経験でエンジニアに転職するまでの3年間

はじめに

24歳のときに適応障害で休職してから, SEに転職するまでの3年間を振り返りました。長い記事です。笑 主にプログラミング学習と体調のことについて、淡々と時系列で残しました。20代で休職中の方やプログラミング 初学者の方の参考になるといいなーと思ってます。身の回りに休職中の人で進路に悩んでいる人がいたら、シェアしてもらえると嬉しいです。

2017年 休職する

4月

  • 新卒2年目に入る.

9月

  • 適応障害と診断されて休職. 実家にもどる.
  • 担当業務がかなり増え、残業が続いたことが原因だった.
  • それに加え, タスクを同時並行的にこなしていくことに苦手感があった.

10月

  • 精神科に通いはじめる
  • 先生から「自分の苦手だったという直感を信じてみると良いかもね」とアドバイスされた
  • 傷病手当金の受給開始 (~2019.3月まで)

2018年 試行錯誤の1年

1月

  • AIエンジニアに転職することを考えはじめた. 大学時代の友人Kくんに相談. 
  • とりあえず数学IAの復習を始める. AIの勉強会に参加.

2月〜3月

4月

5月〜6月

  • 上掲の本に取り組む. エラーが出てはBくんやMくんにアドバイスをもらい, なんとか1周できた. (感想ブログ)
  • 巻末に紹介されていたPyQという学習サービスに取り組む.

7月

  • 体調を崩す
  • 勉強のためにMacBookProを購入(40万円. オーバースペックで後に後悔. 購入は慎重に...!)

8月

9月

  • 転職エージェントと面談する.
  • 某プログラミングスクールのエンジニア転職コースを受験するも不採用. (転職できる可能性は35%とのこと)
  • ポートフォリオを作るためにTechAcademyのWebアプリケーションコースに申し込む

10月

11月

  • 体調を崩す.

12月

  • 何かを変えなければと思い, cotreeのパートナーコースに申し込み, 体調や会社への対応を相談しはじめる.
  • MENTAポートフォリオ作成のメンターと契約.
  • ポートフォリオの画面レイアウトと主な機能を考えた.

年間まとめ

  • 転職を視野に, プログラミングの勉強をつづけた. 430時間ほど.
  • 体調のアップダウンを何度も繰り返した. がんばり過ぎては寝込むというサイクルを続けていた.
  • 次第に自分ひとりではポートフォリオ制作も体調コントロールもむずかしいことに気づき, 外部のサービスを利用し始めた.

2019年 ボトルネックに対処する

1月-2月

  • 人事担当から、面談して今後のことを話したいと連絡を受ける.

  • cotreeのカウンセラーの方に相談しながら, 以下3点の面談準備を進めた.

    • 休職当初の自分が考えていたこと・感じていたことをまとめる
    • 休職にいたった原因・現時点での解決度・復職/復職後に向けての課題をまとめる
    • 今後のプランを複数作成し、それぞれメリットデメリットを検討する
  • 面談では, 休職をつづけながらリワークに通って体調を安定させたいとお伝えした.

  • 会社からの回答を待つ間, リワークの見学に行った.

3月

  • 退職を決意. 人事担当者の方に連絡した.
  • リワーク通所のための手続き.

4月

  • 会社を訪問し退職のご挨拶・寮の引き払い.
  • リワーク利用開始.

5〜8月

  • リワークに週5日通う(午前中はリワーク, 午後はポートフォリオ制作)
  • 休み時間の卓球や, ディスカッションを通して利用者の方と仲良くなった
  • 認知行動療法やカウンセリングを通じて体調のコントロール方法を学んだ

9月

  • 転職活動を進めるために, 就労移行支援事業所を探し始める. (通っていたリワークは, 離職者は3ヶ月までしか通所できないルールのため, 8月末で終了した)
  • ポートフォリオ制作を継続.

10月

11月

12月

  • 体調を保つために, 就労移行のスタッフと週1の面談をはじめる.
  • 就労移行のプログラムを週5日受けながら体調を回復させる.
  • ポートフォリオ制作を継続.

年間まとめ

  • 退職したことでWebエンジニアへの転職がただの方向性から具体的な目標へと変わっていった.
  • リワークや就労移行への通所を通して, 体調をコントロールする方法を学べた.
  • ポートフォリオ制作を少しずつ進めた(300時間程度)
  • 退職に伴い傷病手当金が終了. それ以降, 貯金を取り崩しながらの生活で、金銭的な不安は大きかった.

2020年 ひたすら転職活動

1月〜 3月

  • 失業者給付の受給開始(障害者のため, 最長300日間もらえる)
  • A社面接 (受託システム会社, プログラマ職, 一般オープン) 2次面接にて不採用(残業時間が折り合わず)

4月〜5月

  • 緊急事態宣言に伴い, 在宅で転職活動や就労移行支援のプログラムを行うことになった.
  • B社面接(Webサービス企業, 開発事務職, 障害者枠) 2回目の面接で不採用.
  • C社面接(SES企業, プログラマ職, 障害者枠) 1次面接後, SPIの結果で不採用.
  • 5月初頭から体調を崩す. 在宅になって作業できる時間が増え, 頑張り過ぎてしまった.

6月

  • 在宅を終了し, 就労移行の事務所に再び通い始める
  • D社面接 (受託開発企業, プログラマ職, 一般オープン) 書類選考にて不採用.

7月

8月

  • F社にて企業実習(Javaプログラミング演習)

    • 1日8時間勤務を1ヶ月間続けたことで, 体力に自信がついた.

9月

  • 実習先のF社面接(SES企業, プログラマ職, 一般クローズ)1次面接にて不採用
  • 転職エージェントの利用開始.

10月

  • エージェント経由での応募を続ける

  • 体調を若干崩す(6月からフル回転で頑張り過ぎてしまった)

    • コロナで未経験のプログラマ求人が減っていて, かなり不安を感じていた。

11月

  • G社面接(自社開発企業, プログラマ職, 障害者枠)1次面接通過
  • H社→合格

12月

  • 勤務開始

年間まとめ

  • コロナの影響をもろに受け, 厳しい転職活動だった.(1クリックでの応募を含めると, 60~70社くらい応募, 10社面接, 1社内定)

  • 就労移行のスタッフと毎週面談を重ねて, 地道に試行錯誤してやっと内定をもらえた.

  • 失業給付が無ければ, 途中で諦めていたかもしれない.

    • 前職の退職前にプランを立てた時には失業給付が300日貰えるなんて知らなかった. ラッキーだった.
  • 転職できたのは環境要因がかなり大きいと思う(家族のサポート, 傷病手当金や失業給付, 精神科の主治医との相性, プログラミングに詳しい友人が近くにいたetc..)

    • もちろん自分でも頑張ったけど.
    • ここら辺は, 後日また振り返ってみたい.